2017年8月7日月曜日

ojizo(旧Nyafoo!)が目指すもの

こんにちは、ojizoです。
今日はojizoが目指すものを書きたいと思います。

カッコいい理由から、ビジネスへの期待、個人の思いなど、多面的な目標があります。

まずはカッコいい理由。
インターネットは自由に発言できる空間です。
肩書きにとらわれない、自由闊達な意見が飛び交い、建設的な議論が進むと期待されていました。
その側面は、半分実現できたと考えています。
しかし、そうではない面もありました。
他人、弱者、隣国への嗤いや憎悪、真実と虚構が入り混じるページが、検索エンジンの上位に表示されるのも、現状であります。
マスコミにミスや誘導が無いとは言いませんが、検索エンジンにもダイバーシティが必要なのは言うまでもありません。

続いてビジネスへの期待です。
検索広告は、ヤフーだけで1000億円以上の売上がある巨大市場です。
Googleはヤフーより売上が大きいはずですから、少なくとも2000億円の市場規模があると考えました。
この市場は上位2社の寡占です。
なので、特徴のあるシステムで0.1%のシェアを取れれば、それだけでビジネスとして成り立ちます。
この巨大市場に、数万円のクラウドとオープンソースで挑めるなら、やらない手はありません。

ojizoはURLホワイトリストを採用しています。
これも、1年余り試行錯誤して至った方針になります。
まず、ホワイトリストで巡回先を制限することで、クロール対象が「有限」になります。
無限のURLを相手にすると、無限の設備を想定しなければなりません。
制限を作ることは、市場チャレンジャーには有利な設定なんです。
それから、巡回先の平均的な品質が担保できているため、単純なアルゴリズムでも、満足できる検索結果が得られます。

ビジネスモデルの組み立てに当たり、独自のコンテンツを展開して会員課金を得ようとしています。
今、お願いしているクリエイターが多忙のため、きちんと契約や原稿料の振込みができておりません。これも、近日中にきちんと発表したいと思います。

あと、個人の思いとしては、とにかく楽しいんです。
URLを設定して、クロールを眺めて、形態素の辞書をいじって…。
そうやってシステムを成長させる楽しみがあります。

日本発のオープンソースを母体にした、Web検索エンジンがどこまで行けるのか。
ojizoの発展にご期待ください。